AO 14

肩甲骨

Scapula

肩甲骨は三角形の扁平骨で、胸郭後面に位置し肩甲帯の要となる。肩関節窩(関節窩)で上腕骨頭と関節し、肩峰・烏口突起・肩甲棘などの突起構造を持つ。肩甲骨は多数の筋(17筋)が付着し、肩関節の安定化と広い可動域の実現を担う。骨折は全骨折の1%未満と少なく、多発外傷に伴うことが多い。

イラスト

肩甲骨の解剖図

AO/OTA分類セグメント(近位部・骨幹部・遠位部)と主要解剖構造

肩甲骨骨折の大多数は高エネルギー外傷(交通事故・高所墜落)に起因し、肋骨骨折・気胸・血胸などの合併損傷を高率に伴う。体部骨折の多くは保存療法で対処可能だが、関節窩骨折(関節面の広範損傷・不安定性が高い場合)や浮遊肩(floating shoulder)では手術療法を要する。

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