AO 2骨粗鬆症好発部位

橈骨

Radius

橈骨は前腕の外側(母指側)に位置する長管骨で、尺骨とともに前腕骨格を形成する。橈骨頭は上橈尺関節で尺骨と、腕橈関節で上腕骨小頭と関節する。遠位端は橈骨手根関節を形成し、手関節運動の主要な骨性支持体となる。橈骨遠位部のラジアル傾斜(平均22°)とボーラーアングル(平均11°)は骨折整復の指標となる。

イラスト

橈骨の解剖図

AO/OTA分類セグメント(近位部・骨幹部・遠位部)と主要解剖構造

橈骨遠位端骨折は全骨折の約16%を占め、整形外科で最も頻度の高い骨折の一つ。特に閉経後女性に多く、骨粗鬆症の最初のサインとなることがある。転倒時の手関節背屈位での支持により生じるColles骨折(背側転位型)が最多。CTによる関節面の評価が手術適応決定に重要。

骨粗鬆症による脆弱性骨折が多発する部位。高齢患者では骨粗鬆症の評価・治療介入(OLS)を同時に推奨。

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